大人になって修業時代に小麦アレルギーを発症してしまい、パン屋の道を諦めかけていた頃のこと。

勤めていたパン屋さんは輸入小麦を使っていましたが、ある時、国産小麦100％の商品を始めたため、これならいくら食べても大丈夫という事に気付きました！

その後、自分がお店を出すときにはこれを使うしかないという思いを確かにしたのです。

輸入小麦の危険性について聞いたことがありますか？

輸入小麦はまず収穫前（プレハーベスト）段階で農薬（いわゆる枯葉剤）が使用されることがあり、当然その中には発がん性の成分が含まれます。

更に長い船輸送中に害虫の発生を防ぐため、収穫後（ポストハーベスト）にも農薬処理が行われています。

また遺伝子組み換えの可能性も指摘されています。

これに対し国産小麦はそのようなリスクから解放されています。

この小麦は安全性が高く、農薬や遺伝子組み換えの心配が少ないのが特徴です。

食品の選択肢を考えるとき、国産小麦を選ぶことで、安全で高品質な食事を楽しむことができます。

食品に携わるすべての方々にとって、最も大切な価値は安全と安心です。

美味しさや価格は重要ですが、食品が安全でなければ、それらの要素は二の次になります。
食べ物は私たちの身体を作ります。したがって、私たちが摂る食品が身体に悪影響を及ぼすことは避けたいですよね。特にパンの原材料には課題が多く、農薬や添加物、アレルギーに関する問題が存在します。
アレルギーのある方々にも、安心して食べられるパンを提供するために、原材料の選定に慎重に取り組んでいます。アレルギーの有無にかかわらず、おいしいと言っていただけるパンを作ることが私たちの目標です。そして何より、安全で安心なパンをお客様に提供することに尽力しています。